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ふぁぁぁぁぁっ…


あくびをする私。
こんな私は、きっと嫌な女だ。
だって、転校生に色々と教えている最中なのに。




でも、そんな私には目もくれず、彼は淡々と歩いていく。





ちょうど、美術室についたとき。


私は思い出した。







彼の名前を聞いていない……!!!!




そう思って、あたりを見回す。

けれど、彼はいない。



私って、いつもそうだなっ……

彼も、もう帰ったんかな…



そう思って、周りをキョロキョロ見回す。




……と、ちょうど窓のところに彼がいた。




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