甘
「よろしくねっ??」
これは、少しお詫びの気持ち。
彼は……
いや、真人君は。
なんだよ。いきなり…
小声でそう呟いて。
「こちらこそ??」
はにかみながら、そう言った。
きっと、私の第一印象は、100%悪かったけれど。
だって、無視するやつなんて最低でしょう??
その事が私に引っ掛かっていたけれど。
でもね。
そんな心配は、彼にとっては失礼だったのかも。
そんな事を、彼の表情で思った。
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