シュガーレスコーヒー



「勉強してる横顔とか、質問の答え聞いてるときの理解しようとする熱心な顔、俺にコーヒー淹れてくれてるときの楽しそうな顔。」


そんなに見られてたの…?

急に恥ずかしさが襲ってくる。


「キミの色んな顔が見たいんだ。」


先生はそう言って微笑む。


あぁ、今の顔好き。

咄嗟にそう思った。


「さーてーと、っと」


先生はそう言うと白衣を翻して振り向く。


「10秒、目を瞑って?」




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