シュガーレスコーヒー



唇の間に何か温かいものが…

それは私の唇を割ってきて。


口に苦い味が広がった。

この味はコーヒー…


でも私の舌や歯を舐める何かが口の中を甘くしていく。


10秒数えるのなんかいつの間にか忘れてて。

私はうっすら目を開く。


すると私の目に映ったのは意地悪そうに細められた先生の目だった。




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