ミルメーク!~魔法が繋ぐ僕らの絆~
あたしたちが生活している建物とは
別の小屋にその子はいたの。
外で遊んでるあたしたちのことを
ずっと見てたから、声をかけてみたの。
「どうしたの?お外で一緒に遊ぼうよ!」
「…ダメなの。遊んじゃ、いけないの。」
思い出した。この小屋にいる子たちは
特別だったんだ。
「お勉強、大変なの?」
「うん。」
「でも、お話ぐらいなら出来るよね?」
「え?」
「あたしがこれから毎日
あなたに会いに来て、
話し相手になってあげる!」
「いいの?」
「もちろん!あたし、
キアラって言うの。あなたは?」
「ライナ。ライナ・ハーティー。」
これが、ライナとの出会い。
あたしの一生の親友になる女の子。