ミルメーク!~魔法が繋ぐ僕らの絆~


あたしたちが生活している建物とは
別の小屋にその子はいたの。



外で遊んでるあたしたちのことを
ずっと見てたから、声をかけてみたの。




「どうしたの?お外で一緒に遊ぼうよ!」

「…ダメなの。遊んじゃ、いけないの。」



思い出した。この小屋にいる子たちは
特別だったんだ。



「お勉強、大変なの?」

「うん。」

「でも、お話ぐらいなら出来るよね?」

「え?」

「あたしがこれから毎日
あなたに会いに来て、
話し相手になってあげる!」

「いいの?」

「もちろん!あたし、
キアラって言うの。あなたは?」

「ライナ。ライナ・ハーティー。」



これが、ライナとの出会い。


あたしの一生の親友になる女の子。

< 28 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop