ミルメーク!~魔法が繋ぐ僕らの絆~
施設に入って数ヶ月が経ったある日。
「ここに、望月 夏という子どもはいるのかい?」
一人の老人が僕を訪ねて来た。
長くて白いひげをはやして杖をついていた。
「おぉ、君が夏君か。会いたかったぞ。」
「失礼ですが、夏君とはどういったご関係で?」
「わしはこの子の母親の父親じゃ。」
「つまり、おじいさま。」
「…おじいちゃん?」
「そうじゃ、そうじゃ。お前はわしの孫じゃ。」