社長の旦那と恋い焦がれの妻(わたし)



「全く泣いちゃって情けない」

「ふふふ、でも私も泣いちゃうかも。瞳子が20になった時は」

「まだ生きてるかしらね。お父さんも私も」

「変な事言わないでよ。その時もこうして皆で祝うんだから」





お義父さんもお義母さんもお父さんもお母さんも拓斗さんも私も、皆で瞳子のお誕生日を祝うんだから。


減る可能性がなくても、お祝いする人数が増えてる可能性はあるけどね。





「いつも優子がお世話になってます」

「いえいえ、こちらこそいつも拓斗がお世話に。優子さんはしっかりしてらっしゃるから、拓斗はいつも優子さんに」





お義母さんとお母さんが会話しだし、私は拓斗さんの傍へ。





「とっても嬉しいです!」

「それは良かった。でも嬉しがるのはまだ早いぞ」



< 188 / 452 >

この作品をシェア

pagetop