社長の旦那と恋い焦がれの妻(わたし)
まだ瞳子は小さいから理解できないかもしれないけれど、それでも私は枕元に置きたい。
私のお父さんとお母さんが私にしてくれてたように。
瞳子が大きくなればクリスマスの夜はドキドキして寝るようになるだろう。
サンタさんが来るまで起きてると言い張って、サンタさんにジュースを渡すんだって言ったりして、
「よく寝てるな」
コスチュームのまま瞳子が寝ているベビーベッドを覗き、クリスマス使用にラッピングされてるプレゼントを置く。
「プレゼント全部置くのか?」
「全部は流石に置けません。他のはクリスマスツリーの下に置いておきます」
「そうだな」
「ふふ、きっと明日は新しいおもちゃが一気にあって瞳子もビックリしますね。全部気に入ってくれるといいなぁ」