社長の旦那と恋い焦がれの妻(わたし)
瞳子のプレゼントも置く事が出来、あとは拓斗さんへプレゼントを渡すのみ。
拓斗さんへのクリスマスプレゼントは‘本当の’ハンカチセット。
誕生日プレゼントのようにTバックではなくて、店員さんにもちゃんとこれはハンカチセットですよね?と聞いたから大丈夫。
あの日渡したTバック。
今は拓斗さんが買ってきた額縁に飾ってあって、飾ってくれたという気持ちは嬉しいけれどそれ見る度に叫びたくなるほど恥ずかしい。
「あともう少ししかない…」
あと数分で日付が変わり、クリスマスイブからクリスマスに変わる。
こうなったら拓斗さんへのプレゼントはピッタリに渡しちゃおうかな?
「どうしたんだ?」
私の独り言を聞いた拓斗さんが私に問う。