社長の旦那と恋い焦がれの妻(わたし)



その自信満々と今にもエッヘンと言いそうな青葉に笑ったのは私だけではなくて。


この場にいるみんながそんな青葉に笑った。





「なんで青葉が自分の事みたいに威張るの〜」

「あはは、青葉ったらよっぽど三浦さんの旦那さんがイケメンなのが嬉しいんだね」

「優子とダーリンはとっても仲良しだから見てるこっちも嬉しくなるんだってば〜。それにさっきだってダーリンが優子の事頼むって、他の男から守ってくれって言ったんだよ」





えぇえっ!?


そんな会話を拓斗さんと青葉がしていたなんて信じられない。


そんな事を青葉に頼んじゃうなんて…





「あー!優子泣いちゃダメ」

「だ、だって」

「気持ちはわかる!だけど折角のメイクが台無しになるから今はまだ泣くなー」



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