社長の旦那と恋い焦がれの妻(わたし)
「私はリコーダーでした。リコーダーって目立たないから不人気だったんですよ」
「そうなのか」
「人気なのはタンバリンとか木琴とかがクラスでは人気で。ピアノはピアノが出来る子だし、フルートとかになると吹奏楽部の子が。今でもなんとなくこの曲のリコーダーのパートいけそうな気がします」
実家に帰ればリコーダーも楽譜もあるだろうし、今度チャレンジしてみようかな。
「拓斗さんは学生だった時文化祭とかは何をやりましたか?」
「普通に喫茶店とかだったな」
「喫茶店!?拓斗さんが運んだりしたんですか?」
「無理矢理表に出された」
無理矢理表に出されたって事はやっぱりあれかな。
カッコいい人は強制的に接客にまわされるってルール。
だって拓斗さんだもん。