社長の旦那と恋い焦がれの妻(わたし)
そのしょっちゅうを超える量をしょっちゅうプレゼントしてくれるのがお義父さんお義母さんなんだけどね。
お父さんもお母さんもプレゼントしてくれるけどそれ以上だから。
なんて思っていると――
{プルルルルプルルルル}
固定電話が鳴り響いた。
その音に楽しく遊んでいたはずの瞳子がキョトンと振り返る。
「大丈夫だよ」
そう言いながら受話器を取る。
「はい。もしもし飯田ですが」
『わたくし遠藤と申しますが拓斗くんは在宅ですか?』
女の人の声が拓斗さんの名前を呼ぶ。
くん付けで。
「主人は仕事で今は」
『そう、ですよね。それなら携帯の方にかけてみます〜』