社長の旦那と恋い焦がれの妻(わたし)



『去年は拓斗にとって大切のは優子さんだけだったけど、今の拓斗には瞳子ちゃんという愛らしい宝物が増えたでしょう?そんな二人と自分の誕生日を過ごせる事が何よりの幸せだと思うわ』





確かに…


私自身の誕生日をどうしたいかと聞かれたら、私は拓斗さんと瞳子と過ごしたいって答える。





『優子さんは何かプレゼントを渡したいのよね?』

「出来れば渡したいです」

『そうねぇ…。拓斗はあまり物に執着がない子だから困るわよね。昔からそうだったの。特にサンタさんは苦労したのよ?』





拓斗さんとサンタさん。


いったい拓斗さんはサンタさんにどんな風にプレゼントをお願いをしてきたのかな?


拓斗さんも…、サンタさんを手紙に出したり、空に向かって叫んだりしたのかな。



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