桜色の恋
同学年では、みたことのない
黒髪の少女。
きっと後輩だろうと思いながら
俺は遠目に少女を見つめていた。

いまどき珍しい黒髪。
長く整った後ろ髪は
まるで、美少女を演出している。

声をかけてみたいけれど
変な人だと思われたくもないし
ただ見つめているだけ。

それだけで
俺は充分楽しかった。
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