桜色の恋
どうやら
高いところの本を取ろうとしていて
でも、取れなくて困っているようだった。

俺はこれが、チャンスだと思って
無駄に高いところにある本を
とってあげようと思い
少女に近づいてみた。

「ねぇ、どの本欲しいの?」
俺のこえかけに少女は少し驚いたような顔をしながら一冊の本を指差した。
《そのときアナタが求めしモノ》
なんとも難しそうなタイトル。
「この本?」
「あ、はい。この本です」
少女はそういって少し嬉しそうな表情を浮かべていた。
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