一緒にいたい。

「梨絵ちゃん、大学まだ決めてないんだって。
だから、俺と一緒にしよう!って誘ったから。」

兄貴は笑いながら俺に言って来る。


「は?何で俺に言うんだよ・・・関係ない。」


「そ~一応報告ね!」

俺の肩をぽんぽんと叩いて部屋に戻って行った。


俺も部屋に戻る。


兄貴に何の用だよ・・・
何しに来てたんだ???



はぁ~ダメだ・・・



俺は梨絵の部屋を見る。


俺は毎日梨絵が寝たことを確認してから、自分も寝ることにしてる。
梨絵は気づいてるかどうかわからないけど・・・
俺の中では、梨絵と同じ時間起きているって思いたいから。

勝手に決めてるだけだけど。


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