一緒にいたい。

とりあえず並んで駅前の本屋に向かう。


「大学の参考書でも見るの?
ゆうちゃん勉強好きなんだね~」


梨絵が話し出すが・・・


「別に・・・」


緊張しすぎて返事で精一杯。
俺大丈夫か?
こんなんで告白なんてできるのか??



本屋を通り過ぎると


「ゆうちゃん、本屋に行かないの?」


不思議そうに聞いてくる。



「後で行く・・・」



今日は本屋はついでだから。
行きたい所は別にあるのだ。



「ね~どこに行くの??」


「付いて来ればわかるから・・・」



場所言ったらつまらないだろ。
驚かせたいしな~




そして、一緒に電車に乗った。


梨絵はどこに行くのか知りたいようで、何度も聞いてきたり俺の顔を見てる。








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