一緒にいたい。
俺の言葉に梨絵は驚いたようだ。
覚えてるのか忘れたのかはわからないが、無言の梨絵。
「忘れてるよな、昔のことなんて・・・」
なんだか凄く淋しくなった・・・
告白するって決めたから、話を続ける。
「俺さ、今でもそう思ってるんだ・・・梨絵と一緒にいたいって・・・」
梨絵は俺の顔を見る。
「高校に入ってからお互い忙しくなって、話とかもできなくなっただろ?
それが凄く淋しくてさ~それで勉強とか部活とかして気を紛らわしていたんだ。
電話だってメールだってできるんだけど、梨絵を遠くに感じて・・・」
「え・・・?」
「梨絵はモテルから男と話をしている姿を見るだけで、イライラしたりして・・・
俺ってかっこ悪いよな~」