一緒にいたい。
梨絵は俺の勉強の邪魔をしなかったから、俺には声をかけなかったらしい。
「毎日梨絵の部屋の電気が消えたのを確認してから、俺も寝るようにしてたんだ・・・」
「そうだったの?だから私が寝ようとすると電気が消えたんだ・・・」
「知ってたの?」
俺はちょっと嬉しかった。
「ま~ね・・・何となく気にしちゃって。」
俺のこと気にしてくれてたんだ・・・
「兄貴から合格祝いを貰ったり、今日だってケーキを持ってきただろう?
俺だってもらえるのかと思って期待してたんだけど・・・」
俺は気持ちをぶつけてみた。
「お兄ちゃんが今年は誰からも受け取らないって言ってたから・・・」
は~余計なことを・・・
「兄貴そんなこと言ったのか??」
「うん、違うの?」