あの日、ぼくらは
放課後
舞野さんのまわりから人がはけたのはもう放課後だった。
みんなに囲まれて疲れたのかな?
ちょっとぐったりしてる気がする。
それでも行くのが詩乃と未来なのです。
「舞野さん。あたし、桜井詩乃。よろしく!」
「あたしは松永未来です。よろしくね!」
「桜井さんと松永さん?舞野ほのかです。ほのって呼んでください♪」
ほのー?!
あたし、ほのって呼ばなきゃいけないの!?
舞野さんて自意識過剰女?!
「うん!よろしくね~、"ほの"」