あの日、ぼくらは
「松永さん?大丈夫?体調よくないの?」
「未来?顔色悪いよ?」
2人があたしを見る。
あたし、体調わるそうだった?
2人の話聞いてたんだとおもうんだけど。
「早く帰ったほうがいいんじゃない?」
「そう?大丈夫だと思うよ?」
「松永さん、だんだん顔色悪くなっていってるよ」
そんなに?
あー、でもなんか頭痛くなってきたかも。
「わかった。帰る。詩乃はもうちょっと話してから帰るよね?」