宝物〜絆〜
唯は何とも形容しがたい複雑な表情を浮かべている。
「ハハ。そんな風に見えるんだ」
私は動揺して何て返事をして良いか分からず、適当に話題を流そうとした。しかし唯は更に突っ込んだ事を聞いてくる。
「それで美咲ちゃんは神城さんの事どう思ってるの?」
唯の瞳は全てを見透かしているようでマジで焦る。
ただ秀人に対する気持ちは、誰かに言うつもりも、ましてや本人に言うつもりもないから、黙っておく事にした。
「どうって別に。何で?」
気持ちを悟られないように何とか平静を装って聞き返してみる。
すると唯はとんでもない事を言い出した。
「何かお互い好きみたいに見えるからさ。多分みんな付き合ってると思ってるんじゃないかな」
まさか秀人が……? いや、有り得ねえ。
「いやいや、それはないっしょ。それより服決めようか」
更に心拍数の高まった私は、ひとまず今は考えないようにしようと思い、話題を変えた。
「そうだね。急がないと遅くなっちゃう。突然ごめんね」
唯が同意してくれたので、私は唯を連れて寝室に向かった。寝室にはクローゼットがある。
「気に入るのあるか分かんねえけど、適当に好きなの選んで」
唯の好みが分からないから自分で見てもらう事にした。
「ハハ。そんな風に見えるんだ」
私は動揺して何て返事をして良いか分からず、適当に話題を流そうとした。しかし唯は更に突っ込んだ事を聞いてくる。
「それで美咲ちゃんは神城さんの事どう思ってるの?」
唯の瞳は全てを見透かしているようでマジで焦る。
ただ秀人に対する気持ちは、誰かに言うつもりも、ましてや本人に言うつもりもないから、黙っておく事にした。
「どうって別に。何で?」
気持ちを悟られないように何とか平静を装って聞き返してみる。
すると唯はとんでもない事を言い出した。
「何かお互い好きみたいに見えるからさ。多分みんな付き合ってると思ってるんじゃないかな」
まさか秀人が……? いや、有り得ねえ。
「いやいや、それはないっしょ。それより服決めようか」
更に心拍数の高まった私は、ひとまず今は考えないようにしようと思い、話題を変えた。
「そうだね。急がないと遅くなっちゃう。突然ごめんね」
唯が同意してくれたので、私は唯を連れて寝室に向かった。寝室にはクローゼットがある。
「気に入るのあるか分かんねえけど、適当に好きなの選んで」
唯の好みが分からないから自分で見てもらう事にした。