宝物〜絆〜
話によると神社での一件があった後、四人で話をした結果、香奈は納得してくれたらしい。
バイトは辞めたがっているらしいが、親の知り合いの店だから簡単に辞めるとは言えなくて長期休暇という形を取ったようだ。
一通り状況が聞けたところで話を切り上げる。
今後何かあった時に、わざわざバイト先に来るのは面倒だろうと思い、別れ際に「何かあったら連絡してこいよ」と言って番号を交換しておいた。
部屋に戻ると、誰が歌った後か分からないが採点画面が表示されていた。表示された点数は『98点』と、初っ端からハイレベルな得点。
採点画面という比較的静かな時に部屋に入ったから、全員が気付いて振り返った。
「おかえり。遅かったね」
茜がデンモクを片手に話し掛けてくる。
「ああ、ちょっと知り合いに会ってさ。少し話してた」
私は茜の横に腰掛けて答える。
「そっかぁ。まっ、良いや。とにかく美咲も曲、入れなよ」
茜はニッコリと微笑んでデンモクを渡してきた。
私は茜からデンモクを受け取ると、好きなアーティストの新曲を転送した。
バイトは辞めたがっているらしいが、親の知り合いの店だから簡単に辞めるとは言えなくて長期休暇という形を取ったようだ。
一通り状況が聞けたところで話を切り上げる。
今後何かあった時に、わざわざバイト先に来るのは面倒だろうと思い、別れ際に「何かあったら連絡してこいよ」と言って番号を交換しておいた。
部屋に戻ると、誰が歌った後か分からないが採点画面が表示されていた。表示された点数は『98点』と、初っ端からハイレベルな得点。
採点画面という比較的静かな時に部屋に入ったから、全員が気付いて振り返った。
「おかえり。遅かったね」
茜がデンモクを片手に話し掛けてくる。
「ああ、ちょっと知り合いに会ってさ。少し話してた」
私は茜の横に腰掛けて答える。
「そっかぁ。まっ、良いや。とにかく美咲も曲、入れなよ」
茜はニッコリと微笑んでデンモクを渡してきた。
私は茜からデンモクを受け取ると、好きなアーティストの新曲を転送した。