宝物〜絆〜
歩きながらメールを打ち始め、メールを打ち終えた所で茜の家の左隣にあるスーパーに着いた。
ここは結構大きなスーパーで、安くて近い事もあって私の行きつけの店である。
私はお見舞いの品を買う為にスーパーに入った。
確か風邪だって言ってたから栄養があって食べやすい苺にするか、とか考えながら果物のコーナーに向かう。
適当に何個か選んで会計を済ませた私は、携帯の振動に気付いてポケットから取り出した。
「はっ? 意味が分かんねえ」
メールを見て思わず独り言を呟いてしまう私。
全く意味が理解出来なかった。
送信元は茜。でも、普段なら可愛いデコメで飾られてる茜のメール。今日はデコメどころか絵文字さえない。
茜のメールを要約すると、こんな感じ。
私が最低だって事。そして、私と話す事なんて何もないから、お見舞いに来るなって事。更に極めつけはこれだ。
“よくもノコノコと、お見舞いなんて来れるね。神経疑うよ。二度と連絡して来ないで!”
「私、何か茜を怒らせるような事したっけ?」
私は即座に電話をかけた。当然の如く出ない。
何度かかけたら、呼び出し音が鳴らず『ツーツー』という機械的な音に変わった。着拒されたらしい。
ここは結構大きなスーパーで、安くて近い事もあって私の行きつけの店である。
私はお見舞いの品を買う為にスーパーに入った。
確か風邪だって言ってたから栄養があって食べやすい苺にするか、とか考えながら果物のコーナーに向かう。
適当に何個か選んで会計を済ませた私は、携帯の振動に気付いてポケットから取り出した。
「はっ? 意味が分かんねえ」
メールを見て思わず独り言を呟いてしまう私。
全く意味が理解出来なかった。
送信元は茜。でも、普段なら可愛いデコメで飾られてる茜のメール。今日はデコメどころか絵文字さえない。
茜のメールを要約すると、こんな感じ。
私が最低だって事。そして、私と話す事なんて何もないから、お見舞いに来るなって事。更に極めつけはこれだ。
“よくもノコノコと、お見舞いなんて来れるね。神経疑うよ。二度と連絡して来ないで!”
「私、何か茜を怒らせるような事したっけ?」
私は即座に電話をかけた。当然の如く出ない。
何度かかけたら、呼び出し音が鳴らず『ツーツー』という機械的な音に変わった。着拒されたらしい。