宝物〜絆〜
唯は最後に秀人に視線を移し、「改めてよろしくお願いします」と挨拶を交わしていた。秀人もそれに応え、茜とも挨拶を交わす。
私はその光景をボーッと眺めながら思う。私にとって大切な、かけがえのない友人達。誰ひとり悲しませたりしない。
何はともあれ、上手く話が纏まって良かった。ふと携帯を見ると時刻は十八時になっている。
「もう、こんな時間かぁ。そろそろ帰らないと、夜ご飯の時間に間に合わなくなっちゃう」
唯も時間に気付いたようで、自分の横に置いてある鞄を手に取って呟く。
「あっ、本当だ。私もそろそろ帰らなきゃ。美咲、唯、それに神城さんも、今日は私なんかの為に、ありがとう」
続いて茜も立ち上がり、皆に礼を言った。
「もう気にすんなって。それに、私だって茜に分かってもらえて良かったよ。じゃ、また月曜な」
私も返事がてら玄関まで見送る為に立ち上がった。秀人も続いて立ち上がり、四人でぞろぞろと玄関に向かう。
去り際に唯と私は赤外線で番号を交換する。
そして二人を見送って、部屋には秀人と私だけになった。
私はその光景をボーッと眺めながら思う。私にとって大切な、かけがえのない友人達。誰ひとり悲しませたりしない。
何はともあれ、上手く話が纏まって良かった。ふと携帯を見ると時刻は十八時になっている。
「もう、こんな時間かぁ。そろそろ帰らないと、夜ご飯の時間に間に合わなくなっちゃう」
唯も時間に気付いたようで、自分の横に置いてある鞄を手に取って呟く。
「あっ、本当だ。私もそろそろ帰らなきゃ。美咲、唯、それに神城さんも、今日は私なんかの為に、ありがとう」
続いて茜も立ち上がり、皆に礼を言った。
「もう気にすんなって。それに、私だって茜に分かってもらえて良かったよ。じゃ、また月曜な」
私も返事がてら玄関まで見送る為に立ち上がった。秀人も続いて立ち上がり、四人でぞろぞろと玄関に向かう。
去り際に唯と私は赤外線で番号を交換する。
そして二人を見送って、部屋には秀人と私だけになった。