宝物〜絆〜
茜の家からの帰宅途中、私は何とも言えない、もやもやした気持ちが煩わしくて、さっきまで忘れてたバカ西に対するイライラが復活してきた。
現在、さっき通った公園を今度は私のマンションに向かって歩いていく所。
イライラが治まらないまま歩いていると、ふとブランコの脇に落ちている空き缶が目に映った。
私は、やり場のなかった怒りの矛先を空き缶に向けて、力任せに蹴っ飛ばす。誰かが居るなんて、考えもしないで。
「ッテェー! おめえ、いきなり何すんだよ?」
うわっ。マジで? やっちまったよ。悪い事したな。
なんと私が蹴った空き缶は、たまたま公園を通過しようとしていた人に、クリーンヒットしてしまったのである。
しかも最悪な事に、結構ガラの悪そうな学生だ。まっ、確認しなかった私が悪いんだけどさ。
「すみません」
私は即座に謝った。どう考えても悪いのは私だし。そりゃ誰だって怒るよな。歩いてて、いきなり見知らぬ人に空き缶ぶつけられたりしたらさ。
現在、さっき通った公園を今度は私のマンションに向かって歩いていく所。
イライラが治まらないまま歩いていると、ふとブランコの脇に落ちている空き缶が目に映った。
私は、やり場のなかった怒りの矛先を空き缶に向けて、力任せに蹴っ飛ばす。誰かが居るなんて、考えもしないで。
「ッテェー! おめえ、いきなり何すんだよ?」
うわっ。マジで? やっちまったよ。悪い事したな。
なんと私が蹴った空き缶は、たまたま公園を通過しようとしていた人に、クリーンヒットしてしまったのである。
しかも最悪な事に、結構ガラの悪そうな学生だ。まっ、確認しなかった私が悪いんだけどさ。
「すみません」
私は即座に謝った。どう考えても悪いのは私だし。そりゃ誰だって怒るよな。歩いてて、いきなり見知らぬ人に空き缶ぶつけられたりしたらさ。