BirthControl―女達の戦い―
「わかってる!
もうすでに映像は流されてるわ
そろそろ政府も慌てる頃じゃないかしら?」
梨央はそれは問題ないとばかりに頷きながらそう言った。
では心配事はやはり遥香のことか……
「遥香には……?」
「それが……
さっき連絡したんだけど応答がなくて……」
「わかった
とりあえず丸山先生とこれから行ってみる
梨央は今後もこの映像を流し続けてくれ
それから何かあれば私も無線で通じるようにイヤホンつけていくから、すぐに連絡しろ」
「わかったわ
要も気をつけて」
「遥香を無事に連れ戻してくるよ」
そう言って安心させるように軽くウインクすると、要は中継車を出て再び丸山の元へと走っていった。
今度は雪を払うのも忘れて助手席に乗り込むと、丸山が心配そうに訊ねてくる。
「何かあったのか?」
要はかいつまんでさっきの出来事を説明すると、遥香が心配だからと丸山に先を急がせた。
もうすでに映像は流されてるわ
そろそろ政府も慌てる頃じゃないかしら?」
梨央はそれは問題ないとばかりに頷きながらそう言った。
では心配事はやはり遥香のことか……
「遥香には……?」
「それが……
さっき連絡したんだけど応答がなくて……」
「わかった
とりあえず丸山先生とこれから行ってみる
梨央は今後もこの映像を流し続けてくれ
それから何かあれば私も無線で通じるようにイヤホンつけていくから、すぐに連絡しろ」
「わかったわ
要も気をつけて」
「遥香を無事に連れ戻してくるよ」
そう言って安心させるように軽くウインクすると、要は中継車を出て再び丸山の元へと走っていった。
今度は雪を払うのも忘れて助手席に乗り込むと、丸山が心配そうに訊ねてくる。
「何かあったのか?」
要はかいつまんでさっきの出来事を説明すると、遥香が心配だからと丸山に先を急がせた。