BirthControl―女達の戦い―
「ありがとうございます
そこまで私のこと心配してくださって……
すごく嬉しかったですし、目が覚めました
菊地さんに……お会いできて良かったです」
「俺も……会えて良かったよ
今までずっと燻ってた思いが、ようやくなくなったような気がする
礼子ちゃんにしたことは許されることじゃないし、忘れちゃいけないことだけど……
俺は今までずっと臭いものに蓋をして、忘れようって、なかったことにしようってそれしか思ってなかったんだ
でもそれじゃいけなかった……
ちゃんと自分の罪を認めて受け入れて、それを反省して二度と同じ過ちを犯さないようにしなきゃいけなかったんだって……
礼子ちゃんに会って、はっきりわかった
逃げてちゃいけないって……
自分のするべきことが見えた気がする
ありがとう……」
深々と頭を下げながらそう言うと、礼子は慌てたように俺の肩を掴み、やめてください、と体を起こそうとした。
そこまで私のこと心配してくださって……
すごく嬉しかったですし、目が覚めました
菊地さんに……お会いできて良かったです」
「俺も……会えて良かったよ
今までずっと燻ってた思いが、ようやくなくなったような気がする
礼子ちゃんにしたことは許されることじゃないし、忘れちゃいけないことだけど……
俺は今までずっと臭いものに蓋をして、忘れようって、なかったことにしようってそれしか思ってなかったんだ
でもそれじゃいけなかった……
ちゃんと自分の罪を認めて受け入れて、それを反省して二度と同じ過ちを犯さないようにしなきゃいけなかったんだって……
礼子ちゃんに会って、はっきりわかった
逃げてちゃいけないって……
自分のするべきことが見えた気がする
ありがとう……」
深々と頭を下げながらそう言うと、礼子は慌てたように俺の肩を掴み、やめてください、と体を起こそうとした。