りある♡プリンス
…ま、いっか。
仲よくて悪いことなんてないからね。
「…そこ女子3人で盛り上がって…俺のこと忘れてねえか?」
翔があたしの隣でぼそりと言った。
……………あ。
忘れかけてました。
「…それにしても、まひるさん」
「はっ、はい?」
見上げると、翔は不敵な笑みを浮かべた。
…あの……危ない感じがするんですが……
「初恋が僕だとは、とても嬉しいですね」
そう言うと、翔はあたしの頬に軽くキスをした。
「〜っ、なっ、なっ…!!」
「きゃーーっ、翔さん素敵ですっ!!」
「まひるーっ、愛されてるーーーっっ!」
俺様で、裏表すごいある翔だけど……
君はあたしの、りある♡プリンスです!!
〔END〕