りある♡プリンス
「あああのっ! 統さん! 専属メイドとは?!」
確かに雇われるとは聞いていたけど、専属メイドのせの字も聞いてないよ!!
「おや、聞いていませんでしたか? まひるさんには今日から翔の専属メイドになって頂きます」
「っえ?!」
あ、やば。
ここでこんなこと言っちゃ失礼だよね…
「そ、そうなんですね」
いや、でも。
あたしみたいな超庶民の貧乏人が、こんなキラキラした世界にいていいの?!
あたしが専属メイドになったとして、一体どーしろと?
頑張れってか?
「では少し2人で話でもしていてもらいましょうか。翔、よろしくお願いしますね」
「はい」
うええええっっ?!
嘘でしょ、統さん!!
「では、失礼します」
「あっ…」
統さんはそそくさと部屋を出て行ってしまった。