りある♡プリンス
「貴女達を呼んだのは言うまでもなく、仕事についてです」
「はい」
紗羅ちゃんがどこか緊張した声音で返事をした。
あたしも息を飲んだ。
「今までは紗羅が全部やっていましたが、まひるさんが加わったので紗羅の仕事が軽くなります」
「! …はい」
紗羅ちゃんは一瞬びっくりした顔をして、でもすぐに真っ直ぐ前を向いた。
「今日からは、紗羅、貴女は食事の用意だけの仕事になります」
「えっ」
紗羅ちゃんが短く叫んだ。
「貴女には、今までたくさん仕事をやらせてしまいましたから…。まひるさんに慣れさせるためにも、貴女は食事だけです」
「では、調理と食事を持って行くのが私の仕事ですか」
「はい、そうなりますね」
え…
なになになに?
「まひるさんは、食事以外全ての仕事をしていただきます」
えぇぇぇぇぇぇぇぇえっ?!?!
なにそれ!!?