りある♡プリンス
放課後。
「…ん? ねぇまひる、なんか外騒がしくない?」
「うん、確かに」
「なんかあったのかな? 行ってみよ!」
あたし達は走ってその場所に行った。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁっっ♡」
「かっこいいーーーーーっ!」
「王子ーーーーーーっっっ!!!」
着くと、そこは女子の大群で溢れていた。
そして飛び交う、黄色い声。
「うるさ…」
「うん…」
「やばい、頭痛くなってきた。早く帰ろ、まひる」
「うん」
校門前はどこもかしこも女子で埋め尽くされていて、女子をかき分けて進むしかなさそうだ。
「きゃぁぁぁぁぁっ! 王子がこっち向いたよ!!」
「うるっさいなぁ」
朝日はかなり機嫌が悪そうです。
……そして、やっとの思いで抜けました。