Kira*kira
私が席について、授業が始まった。
ぼんやり教科書を眺めてる時、小さく折りたたまれた紙がいつの間にか机の端に置かれてることに気がついた。
なんだろ、、?
そっと紙を開くと、
『よろしくな!』
と一言書かれてた。
誰だろ、、
首を傾げていると、隣の席からトントンと机を叩く音が聞こえた。
ふと見ると、にっこり笑ってピースする男の子がいた。
オレンジがかった茶色の髪。
目はくりくりしてて、
笑うと八重歯が見える。
私よりちょっと大きいくらいの
可愛い男の子。
なんだか、彼の笑顔が懐かしい。
私はすぐに、返事を書いてこっそり彼の机に置いた。
『こちらこそよろしくお願いします』