I LOVE……

新たな家族は美人4姉妹！

「♪♪♪♪♪〜」

とある日曜日…

とある家で1人の少年が鼻歌を歌いながら朝ごはんを作っていた。

メニューは焼き魚、野菜炒め、スクランブルエッグ。

少年はテキパキとした動きで次々と料理を完成させていく。

少年の名は神崎 拓也(かんざき たくや)

16歳の高1で、

茶色の短髪で顔は中性でカツラを被れば女の子に間違われるであろう。

趣味は武術と料理である。

拓也が朝飯を作り終えると同時に1人の女性がリビングにやってきた。

彼女は拓也と同じ茶色の長髪で、
モデル並の体型。

二人が並ぶと美男美女の兄弟と間違われることもしばしば……

彼女は拓也の姉…ではなく母親の神崎 楓(かんざき かえで)である。

見た目は18ぐらいと言われても区別付かないが、実際は33歳である。


そして楓は日本でもその名を知らないと言われるファッションブランド「LOVE me」の社長である。

「拓ちゃん朝からご機嫌ねー。」

楓は拓也に向かって言った。

「おはよう。母さん。
そりゃ久々にみんなに会えるんだからねっ！」

拓也はニコッとしながらコーヒーの入ったカップを2つ机に置いた。