不器用な恋にコイをした。

やっぱり今日は帰っとくべきだった。

3人は楽しそうに話してるし
私今のうちに帰ろうかな。

…よし!!帰ろっ。

そう思ってこっそり抜け出そうとした。

その時
「なぁ。あの地味なのもお前らのダチ?」

地味ってなんですかっ!

地味ですいませんでしたっ!

「おいおい、愛乃。どこ行こうとしてんだよ。主役はお前なんだから」

「わ、私が!?」

もうやだよー!!

真於くんからの視線が痛い。

「あ、真於。昨日女からメールきたろ?俺が教えるっつってたやつ。」

「あぁ」

「その女だよ」

「は?こいつが?…へー、俺に簡単にメール送るとかやるじゃん」

そんな意味不明なこと言って
ポケットに手を突っ込んだまま
身長を私に合わせて俯いた
私の顔をのぞきこんできた。

「や、やめてください!私…帰ります!失礼します…!!」

なにあの人!

メール送るとかやるじゃん?

意味わかんない。
言われたから送っただけだもん!
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