不器用な恋にコイをした。

もう時間的に7時を過ぎてた。

夏が終わり
だんだん日も短くなってきた。

その時パタパタ足音が近づいてきた。

「ちょ!チロ!待ちなさい」

あー苦手な犬じゃねーか。

いーや。帰ろ。

そう思ってベンチを立った。

その瞬間犬が俺の腹の高さまで
飛び付いてきた。

「うぉっ!!」

「チロ!すいません!!制服汚れてませんか?」

「あ、大丈夫です」

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