不器用な恋にコイをした。
私が言うことはもうない。
結果を決めるのは2人。
私が言ったからって隆弥くんの
考えが変わるとは限らない。
だけど少しでもなにかに
気付いてくれたらと祈った。
「愛乃。おれ焦ってんのかな。もうちょい話そうかな。…梨子。…悪かった」
「隆弥…?わか…れなく…ていーの…?」
「別れてーのか?」
梨子ちゃんが大きく首を横に振る。
素直に嬉しかった。
2人が別れなくて良いってなって
私まで嬉しくなって少し頬が緩む。
「梨子。ごめんな泣かせたりして。もぅ簡単にこんなこと言わねえから。んで愛乃もサンキューな」
私は頷いて2人のもとをあとにしようとした。
「あ、そーだ。愛乃!これにメールしてみて。俺の知り合いだからさ。お前にも恋愛してほしーしな」
「ほぇ!?」
隆弥くんの言ってる意味がわからない。
「まぁ。メールしてみて。良い結果お待ちしておりまーす!」
ニヤリと笑って隆弥くんは梨子ちゃんの手を引っ張り
帰っていった。
ん~よくわかんないけど
帰ってからメールしてみようかな。