break-friend

……その時だった……


“ドンドンドンドン!!”

家の四方八方から
一斉に、響き渡った!!

『神崎!居るのは
分かっている!!』


【ヤバい……!!
マッポだ!!!!!!!!】


刑事だと察した俺達は

必死に息を殺していると

ドアや窓を叩かれた音に
驚いた息子が
激しく泣いた…


妻は、颯斗の泣き声を

少しでも殺すべく

息子の口に手を当てた。


俺は、2人を強く

強く抱きしめた。


『出てこい!!
神崎!出てこい!』



【ダメだ………!
もう逃げられない…!!】

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