西澤さんと文子さん
伝えなきゃ。

ドキドキする。



「ど・・・どこか行きたい所あり・・・ますか?」


いつもと雰囲気が違う文子に、西澤はドキドキしながらそう尋ねる。文子は「に、西澤さんのおすすめで・・・。」と照れながら話した。


「じゃ、じゃ~・・・」


西澤は、文子の右手をしっかり握りながら人ごみを進んでいく。何分、何十分と歩き、今度は電車に・・・。

< 111 / 254 >

この作品をシェア

pagetop