西澤さんと文子さん

「提案なんですけど・・・。」


文子は、そのことで西澤にある提案をした。それは、今、文子が住んでいる独り暮らしの家に西澤が引っ越してきて一緒に住むというものだった。


「それだと、ベットを買い換えたりしたら・・・大丈夫かもって・・・でも、亮太さんの気持ちがどうなのかなって・・・なかなか言い出せなかったんです。ごめんなさい・・・。」


すると、西澤はきょとんとしながらこう言った。


「そうしましょうか。」
「えっ？」
「文子さんがそれを望むなら（笑）」


西澤の一言で、新居問題のひとまず解決した。