西澤さんと文子さん
「大丈夫ですか?」
「う~ん・・・たぶん、大丈夫です(笑)」
「たぶんって・・・」
少しむすっとした文子。少し膨らんだ頬に、西澤はそっと手を添えると・・・
「心配させてしまって・・・すみませんでした。」
といって、頭を下げる。そしてすぐに頭を上げると、さっと唇を重ねた。
顔を離した西澤に、少し顔を紅くしながら「もうっ。」と顔を下に向ける文子。そんな文子の姿にドキッとしながらも、西澤はニコッと微笑んで「ごめんなさい。」とまた頭を下げた。
昼食を食べ、また、部屋の模様替えをしていると窓の外は暗くなり始めていた。
「完成ですね(笑)」
「ここに俺の荷物が入って終わりですね(笑)」
マンションの一室
文子の一人暮らしの部屋が、西澤との新居へと様変わりした(途中まで)
あとは、西澤の荷物が入って完成する・・・。