西澤さんと文子さん
「信じてください!」
「信じられないです!」
二人は、ベットの端っこで押し問答。誤解を解きたい西澤とそれも含めて今の状況が受け入れられない文子がそこにいた。
「痴話喧嘩中すいませ~ん!」
ノックもなしに入ってきた和明。彼の視界にも例の本が眼に入って・・・
「ぁ・・・兄貴・・・」
そういうと、和明はその本を手に取り「俺の本・・・勝手に取ってた?」と笑いながら言うが、その眼は笑っていなかった・・・
「ごめん・・・いない間に・・・借りた・・・。」
「これ・・・マジ見られたくなかった~勝手に入るなよ兄貴(怒)」
兄弟喧嘩に発展しかけたので、思わず文子が止めに入り収束した。