西澤さんと文子さん
翌朝
翌朝
文子が眼を覚ますと、見慣れない空間の中にいた。
目の前のテーブルにはテレビやパソコン、お皿やコップ・・・
パソコンの画面に映った時刻は午前5時。
その視界も少し斜めに見えた。頭の位置を変えると、そこに眠っている西澤の姿が・・・
「そうだ・・・私、西澤さんと・・・ネットカフェに来てたんだ・・・。終電逃して・・・。」
そういいながら、姿勢を元に戻す文子。そしてテレビに映った顔に驚愕した。ほぼスッピンに近い顔。腫れた眼・・・
「ぁあ・・・どうしよう(焦)西澤さんに、見られてる。絶対に見られてる(泣)」
慌ててメイクポーチを取り出そうとバックに手をかけようとしたが・・・