西澤さんと文子さん
「文子さん、遅くなってすいません!電車が遅れてて・・・。」
「は・・・はい・・・。」
「ど・・・どうしました?顔が・・・」
そういって、西澤は、文子の額に手を当てる。
「熱でてるじゃないですか!」
「ハァ・・・ハァ・・・大丈夫です。」
「大丈夫じゃないです(怒)」
少し怒った西澤の顔が文子の視界に入っていくる。文子は、そんな西澤の顔を見て思わず「ごめんなさい・・・・。」と謝ってしまった。
「とにかく病院病院。」
そういいながら、西澤は、文子の隣に座り携帯で近くの病院を探し出す。
「歩けますか?」
「ハァ・・・はい。」
西澤に肩をもたれるような感じで、公園を後にし、近くの総合病院へと向かっていった。