僕の身長で愛を測らないで下さい。
「ねぇ、ユウ太くん、今度さ、わたしにユウ太くんを描かせて」


「えっ」


ユウ太くんはバッとこっちを向くと、ブンブン首を横にふった。


「だめっ、俺、描く専門。」


「わたしも本来は描く専門。ユウ太くんがわたしの絵を勝手に描いちゃっただけ。」


正直、モデルを目の前にせずともここまでそっくりに描きあげる腕前に嫉妬しまくりなのだ。


「うっ」


痛いところをつかれたらしく、ユウ太くんが言葉につまる。


「わたしはユウ太くんとは違って、モデルが目の前にいないとうまく描けない人だから。」


「はい……」


「よろしくね」


「はい……」


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