僕の身長で愛を測らないで下さい。
「ほれ。」
しばらく何も言わずに歩いていると、山田にビニール袋を渡された。
スーパーとかでくぱられるサイズのやつだ。
「こんな小さいのでいいんですか。」
「だってでかいゴミ袋もって歩くの大変だろう。」
確かに。
「それもそうですね。」
山田がはっと気づいたようにこっちを見た。
「そういや、お前ってうるさいとこ苦手だっけ。」
「はい…」
適当教師だが、山田は以外と生徒をよく見てる。
山田は頭に手をやって申し訳なさそうな笑みを浮かべた。
「悪いなぁ。いまから行くとこは耳がぶっ飛ぶくらいうるさいけど、いいか?」
わたしは赤くなった頬をごまかすように、
「ふんっ」
と鼻を鳴らした。
「お前の鼻は元気だな……」
「しょうがないですね。アホランチンの先生のために蠢く輩のもとへ参りましょう。」
わたしは先生のあきれた声をさえぎるようにまくしたてた。
「教師の言葉を遮るなよ、つうかアホランチンってなんだ。アホの進化形か、俺はポ○モンみたいに進化したのか、蠢く輩って何だイナゴの集かよ…」
山田はイナゴの集に突入するまで、何やらぶつぶつ言ってきた。
わたしはといえば、変人化している山田の隣で、
(このすきに顔に落書きとかできないかな)
とか無邪気にお子様モードに突入していた。
幸い恐怖の館の制作に使った油性ペンがまだポケットにある。
しかし生憎、背丈は万年お子様であるため山田の顔にペン先が届かない上に、歩行中だったため、わたしの野望は遂行されなかった。
しばらく何も言わずに歩いていると、山田にビニール袋を渡された。
スーパーとかでくぱられるサイズのやつだ。
「こんな小さいのでいいんですか。」
「だってでかいゴミ袋もって歩くの大変だろう。」
確かに。
「それもそうですね。」
山田がはっと気づいたようにこっちを見た。
「そういや、お前ってうるさいとこ苦手だっけ。」
「はい…」
適当教師だが、山田は以外と生徒をよく見てる。
山田は頭に手をやって申し訳なさそうな笑みを浮かべた。
「悪いなぁ。いまから行くとこは耳がぶっ飛ぶくらいうるさいけど、いいか?」
わたしは赤くなった頬をごまかすように、
「ふんっ」
と鼻を鳴らした。
「お前の鼻は元気だな……」
「しょうがないですね。アホランチンの先生のために蠢く輩のもとへ参りましょう。」
わたしは先生のあきれた声をさえぎるようにまくしたてた。
「教師の言葉を遮るなよ、つうかアホランチンってなんだ。アホの進化形か、俺はポ○モンみたいに進化したのか、蠢く輩って何だイナゴの集かよ…」
山田はイナゴの集に突入するまで、何やらぶつぶつ言ってきた。
わたしはといえば、変人化している山田の隣で、
(このすきに顔に落書きとかできないかな)
とか無邪気にお子様モードに突入していた。
幸い恐怖の館の制作に使った油性ペンがまだポケットにある。
しかし生憎、背丈は万年お子様であるため山田の顔にペン先が届かない上に、歩行中だったため、わたしの野望は遂行されなかった。