『さよなら』から始めよう



昔から通い慣れている
洋風居酒屋


以前は市場の倉庫だった
天井が やたら高い
鉄組みが剥き出し店


落ち着いた内装もそうだが
吹き抜けの天井は
開放感があり
飲んでいても圧迫感がない


小さな居酒屋も古風で
居心地はいいが
酒が進むにつれ
窮屈に思えてくるのは


やはり気が大きくなるからだろう


笊の様に酒を流し込む飲み方しか
学ばなかった経験から
上限などなく
飲み続けてしまえば


誰も彼もが
ただの酔っ払いに化した



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