側にいてね?
「顔、赤いよ?(笑)」


「うっそぉ!!」




……確かに心臓がドキドキしてるかも…



これが一目惚れ?

あたし今までに一目惚れとかした事ないから分かんないよぉ。



チラ、と彼を見てみる。


すると彼もこっちを見ていたらしく、目が合った。


やっぱかっこいいな……


目が合ったのは少しの間だけで、すぐに逸らされてしまった。




名前………

なんていうんだろう………


聞きたくても聞けないよ……


聞く勇気がない。



「確かにかっこいいかな。」


「でしょっ!?名前、なんていうのかなぁ……」


「聞けばいいじゃん★」



亜希ちゃん…

それができないから悩んでるんだよぅ。



そう言おうとしたら、担任の先生が教室に入って来た。



「今から入学式なので、廊下に出席番号順に並んでください。」




今から入学式かぁ。


寝ないように頑るらなきゃっ!!









――――in体育館


「ふあぁぁっ………!!」



眠たいなぁ………




「ぷっ、でけぇ口。(笑)」



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