ヤンキー君が恋をしました。
「別に敬語なんて使うなよー」
『おぅ。で、名前は?』
「知らねぇのかよ‼俺は、柊 咲耶(サヤ)だ。ちなみに、お前の二つ上だ。生徒会長だぞ。」
『ふぅん。あっ‼咲耶って女慣れしてるよな?』
「いきなりなんだよ。まぁ人並みにはな。お前もだろ?」
『女とはヤる以外何もした事がない。で、デートって何するんだ?』
「まじかよ(笑) デートも知らねぇの?まぁ、手繋いだり、一緒にご飯食べたり、映画見たりするのが定番じゃね?」
『ふーん。手繋ぐって?』
「こうやってすんだよ」
咲耶は俺の手をとり
握ってみせた。
ガチャ
「……お兄ちゃん…」
「花蓮…いや、違うんだ。こいつが手の繋ぎ方を教えろって言うから、教えてたんだよ」
「豹芽誰かと手繋ぐの…?」
『ん?あぁ、デートに誘われたからな』
「…もぅ知らない」
ガチャ
花蓮は涙目になりながら
出て行った。
「なるほどな…」
『どうした?花蓮はなんで怒ったんだ?』
「お前って見た目によらず鈍感だな…」
『は?』
「まぁじっくり考えれば?あっ!後、デートの行き場所は女に決めさせろ。」
そういい咲耶も
居間を出て行った。