<短> 野球馬鹿に恋をした
球
そんな、ある日。
『なぁ、明日暇か??』
『うん、暇だけど。』
『やっぱ暇か。試合見に来ねぇ??』
『余計なお世話です~!!
試合?!見に行く☆』
『練習試合だけど、
俺出ちゃうかもだからぁ☆』
『おえっ、何その言い方…キモ』
『おい!!真顔で言うなや!!』
あたしは亮のチャリの後ろに乗って
キャーキャー騒いでいた。
だけど内心、試合に誘われ
今までに無かった事だったから
ちょっと驚きながら
ちょっと喜んでいた。